2012年04月10日

青野武さん ありがとう

声優青野武さんが亡くなられた

ニュースでは「まるこのおじいさん」「友蔵」とかでるけど
私にとっては「宇宙戦艦 ヤマト」の真田さんであり
「破り拳 ポリマー」の準主役 探偵 車 錠だった

独特の高さのある声は映画の吹き替えでも一癖ある人物をやると目立つ声
テロップを観なくても青野さんだ!!とわかる声だった

教育テレビで姿を出して出演していたのもみたことがある

前に亡くなった同じく声優富山 敬さんの訃報に触れたときコメントも出していたと思う
「同胞が亡くなって悲しい」と
戦前生まれの役者仲間だったはずだ

ヤマトという歴史に残るアニメに油が乗った世代で参加して
演じたキャラクターとともにたくさんの人に声や演技から人柄から愛されたと思う

ポリマーで演じた車の夢の中に出てきた「タイフーン ホラマー」の怪演好演は
作品としても私のアニメ好きの歴史の中ではナンバーワンである
バケツをかぶり足には花をつけたホラマーがポリマーをのけての大活躍
しかしそれは・・・

たつのこプロのスタッフの遊ぶ心が30分間の中にこれでもかと隅々に愛すべきサブキャラ車 錠への
深い愛情とアイデアが込められた作品だった
きっとそこには青野さんへの敬愛もあったと思う

また昭和の香りのする渋い役者さんが逝ってしまった
私の青春もはるか遠くになっていく
posted by YUE at 17:44| Comment(0) | 昭和アニメライブラリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月14日

日本テレビ系列  宇宙戦艦ヤマト

小学校高学年の冬休み 叔母の住む関東方面へ遊びに行くことに

長い道中飽きないように駅の売店で買ってもらったのが「花とゆめ」の創刊号と
「冒険王」冬の増刊号だった

その付録についてきたのが当時始まった「宇宙戦艦ヤマト」のポスターだった。
たぶんキャラデザインを担当されたかたが描いた原画に色を塗った鮮やかなセル画だった
裏は森昌子(爆)

両端には銃を持った古代進と島大介 
中心に指揮をする沖田館長
背景には空を飛ぶ宇宙戦艦ヤマトの姿

そしてそれは日曜の午後7:30にブラウン管の中で動いてたちまちアニメ育ちの私を魅了した
当時すんでる地方には二局しか放送局が無く、裏では「猿の軍団」が放送されていて
クラスの皆がそれに夢中だったが私は友達二人とヤマトに夢中だった

月刊冒険王を買い、アニメとはちょっと雰囲気の違う松本零士さんのヤマトを楽しみにしていた。
というか・・・小さいころからマガジンなどでなじんできた松本さんの独特な絵やストーリーにすると
ヤマトは一気にメジャーになっていて・・・不思議な気がした

だって松本さんと言えば四畳半とかサルマタとか・・・(爆)
出てくるのは短足のぶ男とはげたおっちゃんとやたらスレンダーでまつげの長い美女
こども心には面白いというか奇妙というか・・
高校生になってからもっと前に書かれたSFも読んだけどやっぱりヤマトはヤマトだけの世界だったのだ

その意味がわかったのはヤマトがブレイク・・・
そうファンの声で映画が作られて大ヒットしてそして「さらば宇宙戦艦ヤマト」が作られて大ヒットした
テレビ漫画がアニメーションに変わっていった創世紀・・・だったようなあの頃

何よりヤマトが当時異質で新しかったのは
大きな金属の固まりのワープをしたりは波動砲を撃ったりする戦艦ヤマトに乗った乗員たちが
主人公をはじめ人間臭くけっして特別なヒーローヒロインではなかったことにある

家族がいないことを隠して砂だらけの画面を見る古代
残してきた家族を求めて宇宙空間に迷い出る通信士 相原
被弾した機体にのって命からがら帰還する戦闘機乗り  山本
叶わぬ恋をする高機能のロボット アナライザー

人が画面に求めるものは今も昔もそう極端に変わっていないような気がする
あの頃ヤマトを見て流してきた私の涙も今とそう変わらない理由で流れているのだろう

しかし大人になるにつれて映画はロマンだけでも夢だけでもないことを知る
死んだはずの古代や乗り組み員が復活して続編が作られておくころ興味は他に移っていた

夢とロマンが口癖のようだったプロデュサーの西崎氏が実写版ヤマトの公開を前に亡くなった
彼の後半の大方の人生や仕事を締めたであろうヤマトが彼が夢見たもの以上にリメイクされ
地中から現れ戦い宇宙の闇を超えて、今一番に魅惑的な俳優たちが乗船している
それが多くのヤマト世代にまたその子供たちに愛されて夢を与えるのならそれこそ本望だろう
富山啓さんはじめ初作の声優さんも多く鬼籍に入っている
覚えるほど繰り返して聞いたせりふの数々
擦り切れるほど聞いた亡くなった宮川泰氏の楽曲

時は流れても作品とそれを好きだった思いはこうも残るのだとヤマトの新しいポスターを
みて改めて深くそう思えた
本当の意味で愛されなければブラウン管やスクリーンに映る影と言うものは後世に残らない


ヤマトの名前の向こうに居た二つの名前
アニメと漫画と
夢と現実と
異質なアイデアと才能が出会い生まれた作品は時を越えて愛される



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posted by YUE at 23:21| Comment(2) | 昭和アニメライブラリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月09日

東宝 ルパン三世 カリオストロの城

011.jpg

前年の作品の大ヒットを受けて作られた東京ムービー 宮崎駿監督作品だった

創刊されたばかりのアニメージュには特集が組まれ期待は高まったもの

そして上映されたものはそれ以上の出来だった
高校生の身分で二回も映画館に足を運ぶなんて
自分にしては当時にしては破格の扱いだった

一回目より二回目
最初から最後まで徹底的に計算して演出された漫画映画の世界に
酔いしれて見逃すまいと目を凝らした暗闇の中

ワンカットの絵の動きだけで笑わせるくせに
逆に音楽だけでその場所の空気を表すこともできる
ルパン、次元、五右衛門」、不二子、銭型、クラリス、伯爵ETC
声優は単なる声だけでなく人物そのものように存在感を示す


ルパン演じたの山田さんが今はこの世にいないことが悲しい
時にはかっこよく時には天衣無縫におもしろくまさに愚骨頂だった
当時の雑誌っかパンフのインタで
「みたことがないおもしろさ」だと絶賛していたのを思い出す


評価や好き嫌いは誰にでもあるだろうが
当時期待に反して興行成績が悪く宮崎さんを不遇に囲ったこの作品が
発表されてから30年以上たっても
毎年のようにテレビで放送されて
子供のいる家庭のビデオによくあるということは
CGやPCもまだ遠かった時代に作られたこの泥臭いほどのマンガ動画が
一映画としては桁違いにとんでもないことなのだと言える

この後宮崎さんはアニメージュに「風の谷のナウシカ」を連載しはじめ
そしてそれは現在の「スタジオジブリ」への道へと
続いていったような記憶がある


風雅なヨーロッパの街並み、
なごやかな牧場や山々の背景
レトロでも運動機能抜群な宮崎メカ群
ピュアで勇敢で可愛いヒロイン
「今行く!!」と言って戦い駆け付けるヒーロー
それらを助けくじく魅力的な脇役

今の宮崎作品の原風景をあますことなく
詰め込まれた動くおもちゃ箱のような
日本ではもう作られないといわれるジャンルの
怪奇アクションロマンは今もなお誰にも真似ができない
輝きを放ちお茶の間で笑わせて夢中にさせている



posted by YUE at 13:40| Comment(2) | 昭和アニメライブラリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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