2012年08月31日

NHK 最後の笑顔

震災で亡くなった遺体の復元を行う納棺師のドキュメント

突然の死 そして無残な遺体状況
悲しみのやり場のない家族の無念と後悔と哀惜と

特殊な復元術で亡くなったその人の歴史「笑い皺」をよみがえらせて
残された遺族との対面をより暖かいもの
血の通った再会または別れにしようと納棺師は力を注ぐ

妻のよみがえった笑顔に感謝する夫
泣きじゃくる男の子
黙って受け入れる女の子
何もわからない幼子

こうした別れが震災以来何度繰り返されたのだろうか

会えた人 会えなかった人
あの瓦礫と泥と冷たい風の中で
一度繋がれた手はたとえ生きる世界は違っても離れない

夢の中で「お父さんにありがとうと言うのを忘れた」と言いに来た亡母
見えなくてもあの最後の笑顔のまま母は娘の夢の中で生きている

「じいじ」と呼ぶ声が愛くるしい着物姿の孫の存在を忘れないようにと
祖父母の心の庭で響いている

顔を見ずに逝ってしまった父親の面影を宿した元気な赤ん坊の頬に
今を生きるの遺族の力が託されている

失ったものはいつか形を変えて還ってくる
愛しい人を何度も何度も思い出しては泣いてその悲しみを海へ還して
笑顔で明日を生きる

納棺師の筆がそのことをいきいきとした優しい肌色で
穏やかな口元の笑みで伝える


あなたたちと明日も共に生きることを



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posted by YUE at 20:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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